京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティスアルケー)
爲澤健太です。
今日は骨盤矯正についてです。
街を歩いていると、整骨院や整体院の看板や、のぼりに骨盤矯正や、
骨盤矯正専門と謳っている院をよく見かけます。
テレビを見ていても骨盤の歪みが...なんてやってますよね。
なぜこんなに骨盤骨盤と言われるのでしょうか。
骨盤というのは、いくつかの骨をまとめて骨盤と言っています。
腸骨、坐骨、恥骨、仙骨、尾骨です。
骨盤の歪みと言うと、腸骨と仙骨の間の仙腸関節や、
左右の恥骨の間にある恥骨結合の
捻じれや、固着、可動域の減少を言うことが多いかと思います。
身体の中の骨盤の位置を見てみると、
脚の付け根(股関節)と、背骨(腰椎)下方にあり、
これら二つの構造をつなげている部分で、身体のほぼ中心にあると言えます。
そんなわけで、訴えの多い腰痛や肩凝り膝の痛みでも、骨盤が歪んでいると言えば、
大雑把に説明が出来てしまうわけです。
しかし、やはり重要なのは、骨盤の歪みはどこから来ているのかということです。
身体の真ん中にあるということは、それだけ周りに影響を出すこともできますが、
周りからの影響を受けるという言い方もできます。
骨盤が脚や背骨とつながっていることは先に書きましたが、
それ以外にもお腹の内臓とつながっていたり、びっくりするかもしれませんが、
頭とも直接つながりを持っています。
これらが捻じれたり固着すると、その影響は、骨盤に伝わります。
骨盤に限ったことではないんですが、身体中とつながりを持っています。
そのなかでも、骨盤はいろいろな部位と直接的なつながりが多いと言えます。
身体のどこかで捻じれが出た場合、それが身体の機能を妨げないように、
他の部位でその捻じれを補正しようとします。
骨盤はいろいろな部位の中継点なので、補正がはたらきやすいです。
あっちの捻じれに対処し、こっちの捻じれにも対処し、
常にバランスをとろうと奮闘してくれています。
日々頑張ってくれている骨盤を、骨盤矯正で労わろうとする気持ちは素晴らしいと思います。
ですがもし、治療を受けるたびに、繰り返し骨盤矯正を受けているなら、
骨盤の歪みは原因でないことが多いです。それはただの結果なんです。
本当に骨盤のことを思うなら、骨盤を歪ませている原因を取り除きましょう!
実際に骨盤の歪んだ方は多く見受けられます。
でも僕の印象では、骨盤を触らなくてもその歪みは無くなることがほとんどです。
歪めてしまっている原因を取り除くと、骨盤の歪みは無くなってしまうんですね!
骨盤矯正が必要なのは、本当に原因が骨盤にあるときだけです。
それ以外で骨盤が歪んでいるときは骨盤矯正して一時的に良くてもまた歪んできます。
本当の原因を叩いて、骨盤にゆとりをプレゼントしましょう(^^♪
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