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科学的に…の落とし穴にはまらないために


京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティスアルケー)

爲澤健太です。

最近テレビでも雑誌でもよく

科学的には…

と言うのを目にすると思います。

科学的に今までわからなかったことがわかるようになることは

とても良いことではあります。

しかし、科学的に身体に良いと言われることが、

そのままあなたの身体にも良いとは限りません。

どういうことかと言うと、

医学の論文には統計処理ということが行われます。

ある健康法が効果があるのかないのかを確かめる際に、

その健康法をやったグループと、やっていないグループを比較して、

統計学的に見て、その健康法の効果があった、なかったという

判断をしています。

この統計学的にみてという部分がポイントなわけです。

統計では有意差という考え方をします。

有意差というのは、

出てきたデータを比較して、

両者のデータに意味があるのか。

と言うことを示します。

つまりある健康法が効果があるのかを他の健康法と比べた場合、

両者のデータの開きは、偶然起こったのか、それとも偶然ではなく意味のあるものなのか

ということを検討する手段なんです。

ですがここで注意が必要なのは、あまり両者に差はなく、

統計的にみると、少しだけ効果があったというぐらいで、

絶対的に効果があったということではありません。

他にも、ある病気と何かの検査の数値なんかを持ってきて、

両者に相関がみられた。

というような言い方もよくされます。

これも注意が必要なんですが、

相関関係と、因果関係は違います。

風が吹けば桶屋が儲かるというのは、

相関関係ではあるかもしれませんが、

因果関係でないことはわかると思います。

このように科学的に証明されたと声高に言われていても、

それを鵜呑みにしてしまうのは少し待った方が良いです。

どんな方法であれ、

今のあなたの身体の状態に適した方法なのか。

ということが何よりも大事です。

その方法が合っているのかどうか…

それには自分の身体を見つめ、

身体の変化を感じ取る準備を

日ごろからしている必要があります。

あなたはその準備ができているでしょうか?

アーシングピラティス開催情報

2017.8.27(日)

AM7:30~AM8:30

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