京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
最近クライアントさんから、
オステオパシーって何をしてるの?
と、聞かれることが増えたので、少しここで答えていきたいと思います。
オステオパシーが理解されにくい理由は、
オステオパシーは一つの医療体系(哲学)であって、
用いる手技のことではない
というところかなと思います。
どういうことかと言うと…
例えばマッサージ師さんにはマッサージという手技があり、
カイロプラクターには、ボキっとする手技があります。
鍼灸師さんは鍼や灸を使います。
ではオステオパシーはというと…
オステオパシーでは、関節をボキっとすることもあります。
クライアントさんに力を入れてもらって関節を矯正することもあります。
最近流行ってる筋膜リリースもあります。
筋肉を緩める手技もあれば、
内臓を包んでる膜や靭帯を緩める、内臓マニピュレーションという方法もあるし、
頭蓋に対して行う手技もあります。
これらも主なもので、この他にももっとたくさんの手技があります。
これがオステオパシーをイメージさせにくくする一つの要因なのかなと思うんです。
なので、オステオパシーてなんですか?って聞かれて、
「こんなことをするんですよー」
と、言うのが難しいんです。
オステオパシーをオステオパシーたらしめているのは、
手技ではなく、その考え方なんです。
具体的に言うと
1、身体は一つのユニットである。
2、身体は自己調整、自己治療、健康維持能力を持つ。
3、構造と機能は相互に関与し合っている。
4、合理的な治療は、身体の調和、自己調節、および構造と機能の相互関係の基礎的原理に基づいている。
1~4に基づいて行われるのがオステオパシーということになります。
簡単にざっくり言うと、
身体は自分で良くなろうとする力を持っています。
身体を構成するすべてのものが、正しい位置関係、正しいテンションにあると、
正しくはたらき、その力を存分に発揮できます。
なので、オステオパシーでは、崩れてしまった構造を正しい位置に戻すということをします。
そこで用いるのが、上に挙げた手技なんです。
なので全身のバランスを見たうえで、
その人の問題が内臓にあると判断すれば、内臓に対して手技を行うし、
どこかの関節にあれば、その関節を矯正するというわけです。
その時の矯正の仕方にも、
ずれてしまっているところを、直接元に戻るように動かす方法と、
よりずれを大きくする方向にいったん動かして、
身体にずれていることを教えて元に戻す方法と、
大きく分けてこの二つの方法があります。
どちらにしても、RKではそんなに大きく動かして、ということは
あまりしていないので、じっとしているだけのように見えてしまうんですね(*_*;
でもただじっとしているだけではなくて、手の中ではいろいろな身体の反応が起きています。
それを感じながら、できるだけ少ない力で、
引っ張ったり、押したり、曲げたり、ひねったりしながら、
正しい位置関係に戻るように調整しています。
書いてみるとこんな感じなんですが伝わりましたかね💦
なかなか伝えるのが難しいですが、できるだけわかりやすく説明できるよう努めますので、
ご質問等ありましたら、遠慮なくお願いします!