京都市北区 鞍馬口OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティスアルケー)
爲澤健太です。
前回は整骨院や整体院とオステオパシーの違いについてでしたが、
今回もオステオパシーと整体の違いについてです。
一般的な整体については、肩が凝ったとか、腰が痛いとか、
身体のどこか(主に運動器)が痛む人が行くというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
オステオパシーはそういった身体の痛みはもちろん、内臓の不調やアレルギーなど、
とても幅広い適応があります。
実際、オステオパシーを創始したA.T.スティルという人は、感染症でさえもオステオパシーで効果を上げていたと、当時のカルテに残っています。
なぜこんなにもオステオパシーは適応が広いのか?
それには、オステオパシーの考え方(哲学)が関係しています。
オステオパシーでは、身体の全てが正しい位置で正しく動き、かつお互いが協調して働くことが大事だとされています。
人の身体は全て膜で包まれ、全てが繋がりを持っています。(身体の繋がりを見てください)
その繋がりのために、身体のある部分のトラブルが遠く離れた部位に影響を出すことがあります。足のトラブルが頭痛を起こすなんてこともあるんです。
捻じれた位置で固定されていたり、協調して正しい動きが出来なくなると、病気になったり、病気が治りくくなったりします。
(痛みで悩んでいる方は病気を痛みに変換して読んでください。)
オステオパシーでは、単に不調が出ている所だけの問題だとは考えていません。
身体のある部位の構造的な変化が、膜を介して別の部位の正常な機能を妨げると、
本来の働きが発揮できなくなり、やがて病気に繋がっていきます。
この考え方がオステオパシーと整体の大きな違いだと思います。
実はこれは“病気の原因は何か”という問いに対する答えでもあります。
これもすごく大事なことなので、また今度書こうと思います。
次回も是非お楽しみに!