京都市北区 鞍馬口
OSTEOPATHY and PILATES RK
(オステオパシー&ピラティス アルケー)
今日も暑くなりそうですねー!
こんにちは、爲澤 玲子です!
ピラティスに限らずですが、
よく「いい姿勢」「正しい動き方」というフレーズを耳にします。
テレビやネットでもよく目にしますよね。
今日は、私なりに「いい姿勢」「正しい動き方」について考えてみようと思います。
人間の身体はとてもたくさんの細胞が集まって出来ています。
その一つひとつを肉眼で見ることは、なかなか出来ないですが、何兆個と集まる細胞が
ある場所では心臓として、ある場所では脳になり、
またある場所では骨として…
肉眼で見えないレベルの細胞が集まることで機能や構造が生み出され、
協調しながらはたらいていることって本当にとても凄いことだと思うんです。
いきなりからすごいところに話が飛んだな…と思われる方もおられるかもしれませんが、
たとえば心臓を例に挙げるとするなら、心臓は血液を送り出す機能があります。
細胞さんたちがお互いに「こうやって動いたらスムーズに血液を送れるんじゃない?」と
相談しながら結びついているんだと思います。
(完全に私の中のイメージです。悪しからず)
それぞれの細胞がそれぞれに好き勝手、自身の思う“心臓”の役割を果たしていたらそもそも心臓としての構造も機能も保たれていない…
つまり、どうやったら機能を発揮し構造を保てるかということを、細胞自身が知っている!
個々の特徴を把握した上で、互いに結びつき、全体の繋がりを生み、人という肉眼で捉えられる形態をつくり出している。
いや~本当に、一番最初はどうやって細胞が繋がったんでしょうかね…
さてさて、前置きが長くなりましたが…
「いい姿勢」や「正しい動き方」
このフレーズのポイントは肉眼で捉えられるってことだと思ってます。
つまりは、見た目ってこと。
さきほどの
「個々の特徴を把握した上で、互いに結びつき、
全体の繋がりを生み、人という肉眼で捉えられる形態をつくり出している。」
という文を矢印で方向づけると、
個々の特徴を把握(自分自身もお互いにも)
↓
互いに結びついて、全体の繋がりを生み出し
↓
人を形づくっている(見える)
この一番最後の見える部分だけをフォーカスし見える部分だけを
思い通りにしようとし過ぎると、全体の繋がりや結びつきのバランスが崩れて、
個々の特徴を無視することになると思うんです。
あくまでも「いい姿勢」や「正しい動き方」というのは
指標であって目安でしかないと思います。
型にはまって「このポーズができる」「何回できる」、
といった方が分かりやすくていいかもしれませんが、
一人ひとり特徴は異なります。
だからこそ、自分自身の身体に意識を向け、
感覚を磨いて人の基準や型に合わせるのではなく
自分の基準を見つけていくことが必要になるんだと思います。
そう、やはり自分自身に関心を向けることなく周囲に任せてばかりでは
いられないってことですね。
ここまで読んで、
「自分の身体に意識向けて、基準をつくればいいんだったら、
ピラティスのティーチャー要らんやん。」
と、思われたそこのあなた!
ピラティスのティーチャーの役割は、 頭で考えるのではなく、感覚で“今”の自分の状態を感じる、
基準作りのFacilitator(促進をサポート) をすることだと、現時点の私は思っています。
身体の中には自分が思っているよりも多くの素晴らしい能力がたくさんあります!
静かに黙々と健気にはたらく身体を意外と皆さん過少評価気味ですが…(笑)
私もまだまだ、発展途上です^ ^
いろんな方とセッションしていくと、とても楽しい発見がたくさんです!!
それでは、少し長くなったので今日はこのあたりで。
素敵な一日をお過ごしください^ ^
いよいよ、来週土曜日の朝は…
2017.5.27(土) AM7:30~AM8:30
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