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なぜオステオパシー③


前回の内容はこちらから。

関節を動かすことに

興味を持ったものの、

相変わらず

身体全体をみるには程遠い毎日。

次に興味を持ったのは、

カイロプラクティックでした。

カイロは主に背骨をみます。

背骨に対して施術することで、

そこに出入りする

神経の指令を正常化するという考えです。

背骨と言うと、

正に身体の芯となる部分。

しかししかし、

いざ学んでみると、

満足に背骨をひとつひとつ

触り分けることもままなりません。

考えてみれば、

専門学校の授業でも、

背骨をひとつひとつ触る

なんてことはほとんどなかったと思います。

背骨を施術するには、

背骨にある特徴的な突起を触れることができる

というのが前提条件。

その上で、

その背骨が正しい動きをしているのか。

それも判断できなければなりません。

満足に触ることもできない

ところから、

正しく動いているか見極めるまで、

練習することが求められます。

それを繰り返し繰り返し行う

ことでしか習得はできません。

現在カイロプラクティックを

掲げているお店は、

本当にたくさんあります。

しかし、

しっかりと技術を有し、

豊富な知識と照らし合わせながら、

施術されている方は、

残念ながらほとんどおられません。

こつこつと根気強く練習を重ね、

知識を増やしていく。

簡単にできることではありません。

スクールと称しながら、

たいした技術も知識もないままに、

数週間だけで、

認定証を出すところも多いようです。

そんな状態で、

背骨を大きく捻ってボキボキ

しようとすると、

当然事故も起こります。

大事な神経が背骨の中を通っているので、

重篤になる場合もあります。

そう言ったことも含めて、

施術する側も、受ける側も

しっかり考えた上で、

選択をしてほしいと思います。

さて、カイロプラクティックですが、

カイロを深く学んでいなくても、

ひとつの背骨を施術することで、

そこから出てくる神経に影響が

出ることは容易に想像がつきます。

痛いところに分布する

感覚神経が出てくるところの背骨。

また、この筋肉が硬くなっていることで、

痛みが出ているのではないかと思われるところに分布する

運動神経が出てくるところの背骨。

そのあたりを施術すれば良いのではないか。

そんなことを考えます。

いざ施術をしてみると、

確かに筋肉は緩むし、

その場では痛みがおさまることもありました。

でもやはり次に来られたときには元通りでした。

施術した背骨が根本的な原因ではなかったのだと思います。

それでも今までとは違い、

患部から離れたところを施術しても、

身体に変化が出るということは

はっきりとわかりました。

では、どの背骨を施術するべきだったのか。

あるいは、背骨意外に施術するべきところがあったのか。

またまた迷子になっていくのですが、

それはまた次回。


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