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私たちのお産13 ーシステムー


お産に向けてこころと身体を整えながら

感じたこと

考えたこと

を、ぽちぽち綴っている中で。

ふと、気に留ったことがあったので、

今日はそのことについて書こうと思います。

ある時、お姉ちゃんが

「〇〇は、まだトイレでちゃんと出来ないから

ママに怒られているんだよ~。」

と、私に教えてくれました。

その時、〇〇さんはすごくバツの悪そうな顔をしていました...

普段の〇〇さんは、表現豊かに私にも伝わるように思いを伝えてくれます。

(やりたい、やりたくない、好き、嫌い...などなど)

その〇〇さんは、この春入園を控えていたんです。

話の流れから過ったのが

「もしかしたら、入園までに『オムツは外せなくても、トイレに行く』

という意思表示をできるようにしておきたい...と、

お母さんは考えたのかもしれない。」

ということです。

RKに来られるお母さんをはじめ、

お母さんは日々生活する中で、

よく子どものことを観察して

察知しています。

子どものサイクルや感情の起伏、

今のタイミングを逃したくない...とか、

まだ、タイミングが来ていないな...とか、

もうすぐできるようになりそうだな...とか。

けれど、朝の出発の時間に間に合うように

だとか、

入園までに

だとか、

社会のシステムに合わせて

生活スタイルを作っていかなければならない。

この社会のシステムが今、

日常を慌ただしく、

迫り来る時間との闘いに追いやっているのではないかと

感じたのです。

そう考えたとき、

...そもそも、そのシステムはなんの為にあるのだろう。

そんなふうに感じるのです。

日々の営みを豊かにするために

様々な知恵と工夫を集めて、重ねて。

より良くなるように磨きをかけて。

「なるほど、こうするといいんだな。」

と、気づいた物事の流れを

システムとして残し、引き継いで来たのだと思うんです。

しかし、今。

そのシステムのためにあわせて生活しなければならない

といった風潮が強すぎるのではないかと

感じるのです。

社会のシステムの流れに乗っていなければ、

社会のシステムの恩恵を受けられないようなシステムになっている。

じゃあ、そのシステムって

「誰の」ために、

「何の」ために存在しているのでしょう。

「生きる」というのは、

どういうことなのでしょうか。

健康、幸せ、充実、余裕、達成、到達、欲望、願望、

多様性、個性、生きづらさや閉塞感、孤独感...

あなたの大切にしたいもの、大切に思う人、大切にしていることはなんですか?

つづく...


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