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私たちのお産11 -存在の大きさ-


お産自体もそうですが、

健診やそれまでのやり取りも含めて、

身体、心、精神、あらゆるプライベートな部分に

触れてもらうことになる(なった)わけです。

そんな時にどんな方かわからない人と触れ合う

よりも、やはり

信頼できる、安心できる、

そういった関係を築いていきたい

と、思える人がよい。

以前のブログにも書いた部分。

そこをさらっとさりげなく当たり前のこととして、

提示してくださって。

思い返すまで気づかなかった気遣い。

...いやー、人をみる。寄り添う。

まるで新しい眼(芽)が開く感じがします。

たまには自分に起きたことを

ゆっくり振り返るのもいいな。と感じました。

宮川さんの信頼がおけるアシスタントのお二人。

とても素敵な方たちで。

本当に引き合わせる力まで宮川さんはお持ちのようで...

「仙人か!!?」と、毎度頭の中でつっこんでしまいますが、

本当に素敵なご縁をいただきました。

そもそも、

「数少なくなってきた自宅出産の一例になれば、

何か今後のお産に役立つかもしれない。

結果がどうなろうと私たちのお産が、

私たちにも助産師さんたちにも

今後に繋がっていく。」

そんなふうに使命感に駆られた部分もあったと思います。

なので、アシスタントさんに限らず

何かお役に立つことがあればなんでもOK。

嫌なときは必ず伝えます。

と、毎回のように話題やタイミングは違えど

確認していただいていたように思います。

やはりこうやって振り返ってみて

改めて感じるのは、

私が家族と共に「素晴らしいお産だった!」

と、声を大にして発することができるのは、

お産に至るまでの

妊娠中に

私たちを主体とした準備をする気づきを

日々の営みから私たちが感じとり

選択をし

実現に向けて

手助けしてくださった

助産師さん達がいた

「役立つなら~」なんて、そんなそんな。。。

彼女たちのおかげで

日々の営みの尊さ

生命の尊さ

私以外の存在によって私を認識していたこと

そして、"今"があること

本当に日々の営みから見逃していたことに

たくさんたくさん気づかせてもらえた

すべてがわかったわけでもないけれど

私たちなりに考え、選ぶことができた

既に「こうしておいたらよかったかな」とか

出てくることもあります。

しかし、私たちで選んだので、次に繋げることができる。

ただ、そんなふうに続いていくのが営みの一部だと思います。

営みを続ける中で

妊娠中ほどコンタクトは多くないけれど、

頂いた言葉や想いは

今も私の立ち帰る場所のひとつになっています。

長岡京市唯一の開業助産師さん。

塩見 直美さん

「あたらしく誕生する命と その命を育む人により添い 地域と暮らしの 結び目になれますように… 」

ほんわかと柔らかい笑顔で包み込んでくれる年齢不詳の助産師さん。

谷川 瑞穂さん

「普段は、様々な事情で孤立したり、課題を抱えた妊産婦さんにお逢いしています。

お母さんやお子さん、ご家族が、少しでも健康や幸福を取り戻してくださるように、

助産師のケアをお届けすることが私の使命です。

また、週イチのまある助産院研修生として勉強中!です!!!」

生命の誕生に携わっておられるからなのか、

朗らかな感じで

3人の助産師さん全員 年齢不詳(笑)

睡眠欲の強さの話しで盛り上がったり

お産中、私が赤ちゃんを

「私がガイドして出られるようにしてあげないと!」と

思い込んで、痛みに抗っている時、

容赦なくげしげし蹴っているのを

むしろ力が伝わりやすいように支えてくれていたり

娘が産まれてすぐ、口の中に岩塩を一粒ぽんっと放り込んでくれたり

(忘れもしないあの身体に沁み渡っていく岩塩の美味さ...)

他愛もない会話や

何気ないやりとり

けれど、とても濃密な時間を過ごさせて頂いた。

「病院よりも長い時間をかけて助産師さんが関わるからでしょ」

と、とある助産師さんから言われたことがあります。

たしかに、時間をかけてマイ助産師さん達は私たち家族に寄り添ったくださった。

けれど、時間の長さ以上に濃密な時間の流れがあった。

「質」の高さ、深さが最も大きいと私は思います。

つづく...


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