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筋膜リリースについて


世間では筋膜リリースが流行っています。

RKでも筋膜リリースを使うことが

多いですが、

RKで行う筋膜リリースとはなにか。

筋膜リリースと一言で言っても、

オステオパシーでは、

筋膜だけをターゲットにしているわけではありません。

筋膜は骨に繋がっていき、

骨膜と呼び名が変わったり、

関節胞という関節を包む袋と

一緒になったり、

内臓を包む膜にくっついて行ったりと、

1枚の大きなシートが

身体全体を包んでいます。

このような全身の繋がりを

使って施術するので、

筋膜だけでなく、

制限のある部位が、

骨であれば、骨を。

内臓であれば内臓を

施術する必要があります。

整体や整骨院では、

筋肉を包んでいる筋膜だけを、

ターゲットにして、

それをストレッチしたり、

擦ったりすることが多いです。

しかし、膜は

引っ張っても伸びるものではなく、

すぐにビシッと止まってしまいます。

RKで行う筋膜リリースは、

身体の反応を使いながら行うため、

ほとんど力を使うことはなく、

痛みもありません。

施術の仕方や、

ターゲットにする組織の違いだけでなく、

骨や内臓は身体の深部に

あるため、

筋膜なのか、骨膜なのか、内臓の膜なのか、

といった触り分ける訓練を

日々行っているのも

大きな違いだろうと思います。

また、

膜の繋がりというのを利用すると、

腰のスラスト(ボキッとする施術)をして、

首の痛みがとれる。

なんてことも起こります。

これも膜が身体の中で

繋がっているから起こることです。

その膜が具体的にどうつながっているのかを知っていることも、

施術する上では重要になるのですが、

残念ながらまだまだ、

これを理解している治療家が少ないのが現状です。

その結果、

痛みのあるところしか施術されなかったり、

全身の治療と称して、

本当に身体中マッサージされたりします。

オステオパシーも身体全体をみますが、

施術するのは、

制限のあるところだけです。

最近本当に筋膜リリースが流行っていますが、

オステオパシーでは、

100年以上前から、

膜に感心を持ち、

知識を深めてきました。

さすがにその歴史の違いは、

大きく施術の差につながると思います。

痛いところばかり触られる。

身体全体をマッサージされる。

心当たりのある方は、

一度、本当の筋膜リリースを受けてみることを

おすすめします。


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