テレビでのCMでよく見かける
身体に巻くだけで筋トレの効果があると言われている機械。
そのCMでダイエット効果を謳っているCMを見たのですが、
本当に小さな文字で、
この効果は適切な栄養指導も行った結果です。
というようなことが書かれていました。
これを見てしまうと本当に効果あるの?
って気持ちが出てきますよね。
栄養指導も一緒にしたのか。
最初から食事のバランスに問題を抱えている人なら、
栄養指導だけでも体重が減るのは予想できます。
本当に効果を実証したいなら、
最初から食事に気を使っている人か、
全く食事内容には変化をつけないかどちらかでしょう。
(それでも科学的とは言えませんが)
今年は医療や美容の広告に
お客様の声や、ビフォーアフターの写真などを載せることに規制がかかります。
このCMを見ていればそれも納得です。
効果があると言っていても、
その内実を見ると、本当にその機械の効果なのか疑わしいからです。
2つのことをしてしまうと
どちらが効果あったのかわかりません。
これと似たことが
健康法でもよく行われています。
健康のためにあれもこれも
始めてしまうと、一体なにが自分に良かったのかわかりにくくなります。
そしてもうひとつ踏み込んで言えば、
今の身体の状態を自分でわかっていなければ、
また健康がどんな状態なのか自分でわかっていなければ、
どんな健康法をしたところで、
それが効果あるかはわかりません。
病気じゃないから健康だ。
この考えでは、病気にならないと
その健康法が良かったのかどうか判断できません。
皮肉な感じですよね。
そうではなく、
身体の伸びや、呼吸の深さなど、
身体の基準になるものを自分で持っていれば、
何か始めたときに
自分に合っているのかどうかしばらくやっていればわかってきます。
これが身体とコミュニケーションをとるということだと思います。
どれだけすごい機械を使っても、
身体が欲しがっていない食べ物を食べ過ぎていると
痩せることはないでしょう。
どれだけ栄養に気を使っていても、
身体は運動を求めているのに無視をしていれば、
痩せないでしょう。
健康も同じです。
身体の声を無視したまま方法論だけ求めても健康にはなれません。
そろそろ身体の声を聞く準備を始めませんか?