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関節をボキボキされる前に知っておきたいこと


今日は関節をボキボキする治療について。

関節をボキっとするスラスト手技。

これはオステオパシーではHVLA(高速低振幅という意味)と言います。

速く、小さな動きで関節を動かします。

そのときにボキっという音がすることがあります。

これは関節面の空洞現象により、

ガスが放出されることによって出る音と言われています。

さて、このスラストは、

オステオパシー以外にもたくさんの手技療法で使われます。

それらと比較しながら、オステオパシーのHVLAの特徴を見ていきたいと思います。

個人的にオステオパシー以外のスラストをうけたり、

YOUTUBEで動画を見たりするのですが、

怖いなーと感じるものが多いです。

その理由は、スラストする際の動きが大きいことです。

例えば首のスラストをするとき。

首の骨は全部で7つあるのですが、

オステオパシーではそのうち動かしたい1つの骨だけを

狙って動かします。

そのため、首を捻ったりする角度が小さくてすみます。

ところが、他の手技療法では、

首全体を大きく動かしてからさらに

首を捻るので、

受けている方は怖くなり、力が入ってしまいます。

受ける方が力が入った状態ではなかなかうまく矯正できないばかりか、

安全性にも問題があります。

首をいっぱいいっぱい動かしたところからさらに

捻る動きをされるのでやはり危険です。

この安全性ということに関しても、

オステオパシーのHVLAは優れています。

ボキっとする手技の代表格でもあるカイロプラクティックは

本場アメリカでも、年間数例の事故が起きていると言われますが、

こちらも本場であるアメリカのオステオパシーの

事故数は0だそうです。

オステオパシーではそれだけ、必要最低限の動きの範囲の中で、

身体の状態を良く理解しながら行うため、

事故が起こらないということです。

また、先ほども言った通り、

オステオパシーでは動かしたい骨1つだけを狙うので、

通常ボキっと1つだけ音がなります。

それをどこでも良いからと

大きく動かしてしまうと、

ボキボキというように、複数の音がします。

つまり、本当に原因になっている骨を動かせているかも

わかりませんし、

動かす必要のないところを動かしてしまうことにもなります。

こうやってみていくと、

オステオパシーのHVLA(スラスト手技)の特徴は、

狙った一つの骨を最低限の力で、

安全に動かす的確さにあるように思います。

HVLAに限らずですが、

オステオパシーで用いるテクニックは、

どれも必要最低限の力で、

的確に狙ったターゲットの部位を施術します。

胃なら胃に。

心臓なら心臓に。

腰椎の3番なら腰椎3番に。

というように、そこだけに力がかかるようにします。

その正確性もオステオパシーの特徴だと思います。

また、ボキっとされるのが苦手という方もおられると思います。

オステオパシーでは

そういった方も安心して受けていただけるように、

ボキっとすることなく、

骨を元の位置に戻す方法がたくさんあります。

何をされるかわからないから不安という方でも、

オステオパシーでは施術する手段がたくさんありますので、

安心して受けていただけます。

新生活の疲れも出だす頃ではないでしょうか?

この辺りで一度身体のケアをしてみては?


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