今日は前回の続きで、
NHKの「人体」脂肪と筋肉を見て思ったことを書いていきます。
(前回の記事はこちらから)
最近何かとよく聞くのがメタボリックシンドローム。
その脂肪細胞は脂などを敵と勘違いし、
免疫細胞を活性化させるそうです。
敵はいないのに、敵だと思って自分自身を攻撃し、
血管を傷つけ、
心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病、糖尿病などを引き起こすとのこと。
この免疫の暴走を食い止めてくれるのが筋肉というわけです。
筋肉を使うとき、
筋肉からはIL‐6という物質が放出され、
それが免疫の暴走を抑えてくれるそう。
これが面白いのは、
実はIL‐6は本来免疫を促進するという役割があります。
免疫系が活性化されているとIL‐6は
免疫系を抑制するのか、
それとも筋肉から放出されるIL‐6が免疫を抑制するのかはわかりませんが、
IL‐6には免疫を抑制するはたらきがあるのは確かなようです。
そこでこんなことを思い出しました。
①全然運動をしない人
②適度な運動をしている人
③高強度、高頻度で運動をしている人
この3つグループを横軸、
免疫を縦軸にすると、
①→②に行くほど、免疫力は高くなり、
②→③に行くほど、免疫力は低くなるという、
逆のU字になるということ。
つまり、運動を全然しない人と、
かなりきつい運動をしている人は免疫力が低くなるということです。
では適度な運動って何をしたらいいの?
ことになると思うんですが、
ここでは書きません…
そんな意地悪な!!
と思われるかもしれませんが、
どんな運動で、どれくらいしたらいいかって
正直どうでも良いと思うんですね。
人によって適切な運動は変わります。
それをこう言われたから、これだけやっていれば良いと考えてしまうのは
良くありません。
筋トレなんかでも、
毎回同じ重さと、回数をやっていても筋肉はつきません。
よくテレビでも
「このトレーニングを1日10回しましょう」
なんて見かけますが、
一律にこれをしましょうと言うのは不適切だし、不親切だと思います。
本来は個人個人、
その場その場で一番効果の高い運動を、
実践する人も、指導する人も選ばなければなりません。
そのためには日ごろから
自分の身体に対する感覚を高めている必要があります。
話があちこちに行ってしまいましたが、
メインのところをまとめると、
筋肉を使うことで、
脂肪細胞が関与する免疫の暴走を抑えることができる。
しかし、運動のし過ぎや、やらなさ過ぎは
免疫を下げることになる。
ということでした!