京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
今日はNHKの「人体」という番組の2回目、
脂肪と筋肉について書きたいと思います。
もう放送から数週間経ってしまい、
タイムリーではないですが、
大事なところではあるので。
脂肪と聞くと、
肥満やダイエットを思い浮かべる人が多いかと思います。
できれば脂肪は少なくしたい。
ここの脂肪が無くなれば…
などネガティブなイメージが強いと思います。
そんな嫌なイメージのある脂肪ですが、
番組の中では、
脳に対してもう食べなくて良いというメッセージを出したり、
免疫を担っている
というように紹介されていました。
その他にも、
その脂肪細胞自身酸素や栄養を確保するために、
新しく血管を作るメッセージも出します。
わざわざ新しい血管を作るぐらいなので、
身体の中で脂肪は必要とされている組織なんだろうと
考えることができます。
さて、
番組のゲストの方が、
脂肪から、食べ物はもういらないという
メッセージが出ていても、
ラーメンを食べに行けば、ついつい
大盛りを注文してしまい、
食欲が止まらないと仰っていました。
これに対して、
身体の中の脂肪があまりにも増えてしまうと、
脳の血管に行くところで、脂肪にブロックされてしまったり、
脂肪が多いことで、メッセージを受け取る神経のはたらきが
悪くなってしまうという説明がされていました。
なぜそうなるのかという説明がなかったので、
詳しいことはわからなかったのですが…
僕はこの他にも、
食欲がおさまらない理由として、
食べることに対するある種の依存性があると思います。
特に糖質に対するものが多いかなと思います。
依存症の考え方に、
報酬欠陥症候群というものがあります。
これは脳の中で、満足する物質を作り出せなくなっている状態です。
イメージしやすいように話を単純化しますが、
仕事などで、イライラしているような状態では、
そこで満足感が得られない場合、
暴飲暴食することで、その鬱憤を晴らそうとすることがあると思います。
食べてストレス発散!!
というやつですね。
あることで満足感が得られないと、
他のことで、満足感を得ようとします。
人によって程度の差は当然ありますが、
満足感を得る方法が食べ物に向いている場合に、
食欲が止まらないということが起こりえると考えられます。
本人も気づいていないくらい小さなストレスを、
食べることで発散している状態が
慢性的に繰り返し起こっている。
ということが考えられます。
この場合の対処法は
満足感を他のことで補うこと。
満足感が得られないことに対する工夫だと思います。
前者の場合、
その矛先が買い物であったり、飲酒であったりすると、
また別の依存性が出てくる可能性があるので
注意が必要です。
なかなかうまくいかないという方は、
RKでは、こういった衝動的な食欲を抑えたり、
満足感を得やすくするようなセッションも可能です。
それに加えてピラティスをするのも
とても効果的だと思います。
脂肪から話が飛んでしまいましたが、
皆さん興味を持っているところだと思いますので、
依存性の話もさせてもらいました。
次回ももう少し、
脂肪と筋肉の話をしていきたいと思います。