京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
久しぶりの更新になりました(;´・ω・)
今日は少し前の放送にはなりますが、
みんなの家庭の医学でとりあげていた腰痛の治療について見ていきます。
その内容は、
背骨に生理的なS字のカーブを取り戻すために、
うつ伏せで寝転がった状態から、
両肘をついて腰を反らせます。
その位置でじっとしているだけ。
これを毎日することで、腰痛が改善するとか…
普段ならあまりこういう情報に食いつくこともないのですが、
「オステオパシー的に考えると…」
ということを紹介するのに良いかなと思い書くことにしました。
先に結論を言っておくと、
この体操は、
腰を曲げると痛いけど、反るのは痛くないという方には
効果が期待できるかなと思います。
オステオパシーの治療のテクニックの中に、
ストレイン・カウンターストレインというものがあります。
このテクニックはローレンス・ジョーンズD.Oという
アメリカのオステオパシードクターが開発したものですが、
そのテクニックが見つかったときの逸話が有名です。
ある日、ジョーンズ先生のもとに、
背骨の痛みで、夜も満足に眠れない患者さんが来たそうです。
ジョーンズ先生はいろいろな治療を試みたのですが、
なかなか効果が表れませんでした。
一旦、他の患者さんの診療があるため、
その背骨が痛む患者さんには待っていてもらうことにしました。
待ってもらうのに、せめてもということで、
背骨に痛みが出ない姿勢をみつけて、
その体勢で待ってもらうことにしました。
他の患者さんの診療を終え、
ジョーンズ先生が戻ってくると、
なんとその患者さんの背骨の痛みは無くなっていました。
ただ痛くない姿勢をしていただけでです。
そこからジョーンズ先生はヒントを得て、
ストレイン・カウンターストレインを開発しました。
ストレイン・カウンターストレインは、
身体に存在する押して痛い部位を見つけ、
クライアントさんの身体を操作しながら、
押しても痛くない、楽な姿勢を見つけて、
そこで、90秒待ちます。
そうすることで
筋肉や筋膜が緩む
という反応が起こります。
ここで翻って背骨を反らせる体操ですが、
このストレイン・カウンターストレインの
原理で考えれば、
腰を曲げるのは痛いけれど、
反るのは痛くないという方には効果が出ることが考えられます。
実際にストレイン・カウンターストレインでも、
身体を反らせてもらうことがあります。
逆に、
身体を反らせると痛むという方は、
この身体を反らせる体操は
やめておいたほうが良いかと思います。
ただ、この体操をして良くなったからと言って、
腰に負担をかけている根本的な原因がなくなったわけではありません。
なので、
根本的に治したいと思われる方はオステオパシーを受けてください。
RKではストレイン・カウンターストレインのテクニックも織り交ぜながら、
不調を引き起こしている根本原因にアプローチしています。
今回興味を待たれた方は、ぜひ一度ご相談ください( ^ω^ )