京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
先日、ある助産師さんのお話を聞く機会がありました。
その中でこんなことを話しておられました。
自然分娩を望む人が増えているけど、
棚から牡丹餅で、自然分娩が達成されるのではない。
赤ちゃんがお腹にいるときから、
お母さんや、お父さんが自然な形で生活する。
その積み重ねが自然分娩になるということ。
妊娠中に気をつけたいことはたくさんあります。
規則正しく食事をとる。
避けた方がいい食べ物を避ける。
適度な運動。
十分な睡眠。
何よりも楽しく過ごすということ。
こうやって挙げていくと、一般的にいう健康的な生活ですね。
でもなかなか頭でわかっていても、
その通りに生活するのはなかなか難しいと思います。
初めての妊娠となると
わからないことだらけで、不安になって、
これはやって良いのか、悪いのか。
そんな判断もつきにくいです。
理想が高ければ、
これは食べちゃだめ。
あれはしてはいけない。
こういう生活をしなければ!!!
という感じになりがち。
そんなこともあって、
しても良いか、いけないか。
した方が良いか、しない方が良いかという
相談はやはり多いそうです。
それに対する答えの一つは、(恐ら聞く人によって答え方は変えられていると思います。)
一般的に食べない方が良いと言われているものでも、
今の自分の身体の状態を自分に聞いて、
自分がそれを許容できるなら食べても良い。
その代わりにそれが毎日にならないように
心と身体の状態を整えるようにするということ。
食べてはいけないと言われているけど、
昔はそんなこと言っていなかったけど、
問題なくお産はできていたな
とか、
江戸時代なんかではどうしていたんだろう
ということもよく考えられるそうです。
お話を伺っていて、とても共感することが多く、
いつも自分がクライアントさんに伝えていることと、
同じだなと感じました。
クライアントさんも、
治したい、健康になりたいという気持ちから、
よくあれはして良いか、しない方が良いかとよく聞かれます。
もちろん、こちらから、
これはしないでということもあります。
ですが、
どうしてもチョコレートが食べたい。
ラーメンが食べたい。
そんなときもあると思います。
やはりそんなときに
自分の身体の状態を自分で把握して
食べても良いと思えるなら食べて良いのだと思います。
そのときは否定的にならずに、ポジティブな気持ちで。
健康になろうとすることは悪いことではありません。
ですが自分の好きなことを我慢し続けて、
健康になったところで、果たして幸せでしょうか?
健康は目的ではありません。
健康と言う状態で、自分が何をするのか。
これからもこの姿勢を崩さずに、
日々精進したいと思いました。