京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
ヒトは大きく見れば地球という環境の中で生きています。
しかし、自然とは隔絶された中で生きている
と考えている方が多いように感じます。
都会に住んでいる人であれば、
なおさら自然から隔絶している感は強いかもしれません。
人間がすること、作るものは人工的的で自然とはあまり言いません。
家で少し考えます。
①自然の中から木を切ってきて、
それで家を建てたとしても、
木に自然のほんの一部を感じることはあっても、
やはり自然そのものではなく、
どこか人工的と感じてしまいます。
②では古代の竪穴住居なんかを見るとどう感じるか…
少し自然という感じがするかもしれません。
現代的な家よりはずっと自然でしょうか。
③動物の家である巣を見るとどうか。
そこに人工的なものを感じる方は少ないと思います。
家を見てきましたが、
この3つの違いは何でしょうか。
①と②を比べると、
①は重機を使ったりしてるのが頭に浮かんだり…
どこか電気的なイメージがあったり…
(個心的な意見すぎるかもしれませんが…)
では江戸時代にあったお城にしたらどうか。
重機も電気も使ってないですが、
これもやはり人工的な感じがします。
ここで閃いたんですが、
お城にしても家にしても、「生きる」という目的では
かなりスペースが広い気がします。
竪穴住居に自然を少し感じられるのは、
「生きる」以外の余分なスペースが少ないからかもしれません。
③の巣を考えると、
およそ人間の考える「生きる」以外のスペースは感じられません。
それを少し拡大して、
も生物が最低限「生きる」ということ以外にする行為を
人工的と感じるのかもしれません。
食べ物を獲得して食べる。
身体を休めるために眠る。
子孫を残すために生殖する。
ここから外れたり、過剰になったりするときに
自然が消え、人工的になるような気がします。
さて、ここまでだらだら書いてきましたが…
このように人工的、自然を分けると、
あまりにも今の生活は人工的なことが多いです。
その結果、私たちは自然と隔絶していると感じています。
自然に影響を与えているとも思っています。
しかし、自然からの影響という点はあまり考えていません。
日々、食べる物でも身体は変わります。
吸っている空気でも身体は変わります。
天気によって身体は変わります。
飲む水や、お風呂などで身体にかける水でも身体は変わります。
電気や磁気でも身体は変わります。
まだまだたくさんあると思いますが、
この中のいくつかは、なんとなくでも感じることがあるのではないでしょうか?
実際に、最近は電磁波の影響や、
黄砂、PM2.5や0.1、放射能などが原因で
身体の不快感が出ている方が多いです。
そんなことが身体に影響を与えるのかと思われるかもしれませんが、
ヒトが自然の中の存在であることに今も変わりありません。
いくら人工的なものが増えたと言っても、
人工的と自然は対立する概念ではなく、
自然は人工的というのを包摂していると思います。
なのでヒトは自然の一つなんです。
当然自然からの影響を受けています。
さきほど例を挙げた中のいくつは
科学的(統計的)に否定されているものもあります。
(天気と痛みに関連がなかったとか)
でも天気が悪いだけで、
憂鬱な気分になったり、身体がだるかったりすることもあると思います。
その延長に痛みがあっても不思議ではないですよね。
統計的な結果を知識として知っておくことも大事ではありますが、
自然からの影響を感覚として知っておくことも大切です。
その上で自然からの影響にどう対応していくか。
姿勢が悪いから、身体が硬いからといった理由だけで、
身体の不調が出ているわけではありませんよ。