京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
今日も腰痛についてです。
前回、前々回と、腰痛に対する研究レベルでの話と、
実際に治療する際の話をしてきました。
腰痛というひとつの現象を見てみても、
研究と実際の治療では少し違う考え方をしなくてはならないことがあります。
研究のレベルでは、骨盤の歪みと腰痛には関連がないと言われていても、
実際に診てみると、骨盤の歪みで腰痛を起こしていることはあります。
ではどちらかの考えが間違っているのか…
というと、そうでもありません。
研究レベルでは、たくさんの被検者からデータをとります。
その中には骨盤が歪んでいても痛くない人、
骨盤が歪んでいて痛みのある人、
骨盤の歪みがなく痛みがある人が含まれています。
その中で、統計的にみて、骨盤の歪みと腰痛に関連性はなかったと
結論付けているんです。
なので、一般的に骨盤の歪みと痛みには関連がないと言うことはできます。
ですが、一人の人(クライアントさん)を診たときに、
骨盤の歪みと腰痛に関連がないとは言い切れません。
そこで、RKではおひとりおひとりの身体を検査して、
何が原因で腰に痛みが出ているかを見極める必要があります。
そして、何が原因になっているのか、
どういう治療をしていくのか、を説明させてもらいます。
説明の際、○○が歪んでいるということがあります。
○○には骨盤のこともあれば、足のこともあれば、手のこともあります。
ここからが痛みを克服するのに、
重要な心構えだと思っているのですが、
その部位に固執しないということが大事です。
分かりにくいと思うので説明しますね。
仮に、「骨盤が歪んでますよ」と言われたとします。
でもそれは、治療する側が、どこを治療するのが一番良いかを探して、
見つけた結果をクライアントさんに報告しているだけなんです。
なので、骨盤が歪んでいると言われたからと言って、
「私は骨盤が歪んでいるからダメなんだ…」
というように、思い込みすぎることはやめていただきたいんです。
○○をしたらまた骨盤が歪むんじゃないか…
○○したからまた骨盤が歪んでいる気がする…
という感じでその歪みばかりを気にすることをしていると、
なかなか痛みがなくなることはありません。
ネガティブな情報ばかり自分自身に向けていると、
なかなか身体は良い方向に向かいません。
そして、その歪みを引き起こす原因というのもあります。
RKではその原因も突き止めて、
普段の生活で気をつけていただきたいことは
お伝えしています。
歪みは治療する側の基準でしかありません。
その歪みを気にして、がんじがらめになるよりは、
自分の身体に対して何ができるかを考える方が良いと思います。
何をしてよいかわからないという方は是非ご相談ください(^^)