京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
今日は前回の膝に続いて腰の痛みについてです。
(前回の記事はこちらから)
腰痛で日々悩んでいる方多いと思います。
その中には間違った知識や、迷信を信じるがために、
治りにくくなっている方もおられます。
今日はそのような間違って伝えられていたり、
なかなか正されてこなかった事実を見ていきたいと思います。
まず想像して頂きたいのですが、
「重たい荷物を中腰から勢いよく持ち上げる」
そんなことしたら腰が痛い
と思ったあなた!
腰痛が長引く原因を自ら作っているかもしれません。
どういうことかと言うと、
ある動作に対して恐怖心や不安感を持っていると、
痛みが長引きやすいと言われています。
今まで、肉体労働や、体重などで、椎間板に大きな負荷が
かかっている人ほど、椎間板がぼろぼろになり、
腰痛になりやすいと考えられていました。
しかし、実際は椎間板に負荷をかけている人の方が、
椎間板が良好であったり、腰椎の骨密度が高かったりすることがわかっています。
また前回もお伝えしたように、
腰椎の変形や、ヘルニアは、腰痛とは無関係だとも言われています。
なぜそんなことが分かるかと言うと、
健常者とレントゲン、MRIを比較してみると、
腰に全く痛みのない多くの健常者にも、腰椎の変形や、ヘルニアが見つかったのです。
さらに言うと、
骨盤の歪みなんかも腰痛とは無関係と言われています。
(これに関してはまた改めて書こうと思います。)
つまりつまり…
腰回りの構造が悪くなって腰痛を発症しているわけではないというこなんです。
では何が問題になっているのかと言うと、
自分の腰は悪いと思い込んでしまっているのが良くないと言われています。
それに加えて、自分を取り巻く環境からのストレス。
それらを含めたものを心理社会的要因と言われています。
これは2~3年前にNHKの番組にも取り上げられていました。
それが腰痛とどういう関係があるのか見てみましょう。
私たちは、身体の痛みを脳で感じています。
でも、脳の中には、痛みを感じにくくする、痛みの抑制をしてくれるはたらきもあります。
その痛みのはたらきをする場所が、
先ほどの思い込みや、ストレスにさらされている場合には、
はたらきが弱くなってしまい、
痛みを抑制できなくなり、
ちょっとした刺激でも痛みを感じてしまうことになります。
ではそれに対しての対策ですが、
ひとつは運動をすることと言えると思います。
運動することによって、
今まで悪化するんじゃないかと思って避けていた動きを、
実際にしてみても大丈夫だった。
というように自信をつけていきます。
今まで腰にばかり
注意を向けていたのに、気づけば全然気にしなくなっていた。
というように持っていくのが目的です。
腰が悪いからと、腰痛と長いお付き合いをするか、
自分の腰は大丈夫と思うのか。
その選択で大きく変わってしまいます。
そうは言われても、自分でやるのはちょっと…
という方はぜひRKに相談してください。
腰痛を撃退するお手伝いをさせてもらいます!
アーシングピラティス開催情報
2017.7.30(日)
AM7:30~AM8:30
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