京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
昨日NHKのガッテンで、膝の痛みの新原因という放送がされていました。
番組内では、膝の関節の変形が大きい方でも、
膝の痛みがなく、
変形が少なくても、痛みがある方がおられ、
関節の変形と痛みは関係がないのではないかと言っていました。
近年、画像所見と、痛みには関連がないという発見が数多く報告されています。
それは膝だけに限ったことではありません。
腰の骨の変形と腰痛、
ヘルニアと痛みや痺れと言ったものも画像所見と、
自覚症状に関連がないということが分かっています。
変形と痛みが安易に結び付けられてきたのは、
医療者が痛みの原因として説明しやすく、
患者さんも納得しやすいというのが一番に考えられます。
変形した関節の画像を見せられると、やはり痛そうと思ってしまいます(;´・ω・)
でもここで、痛そう!
と思ってしまうと、なかなか痛みが取れにくくなるので要注意です。
脳が不安や恐怖心を持ってしまうと、
それだけで痛みが取れにくくなると言われています。
変形した画像は視覚的に、捉えられるので、
頭に残りやすくなります。
なので、画像を見せられても、
痛みとは無関係と自分に言い聞かせるくらいが良いと思います。
膝関節一口に言っても、
それを構成するものには
骨、軟骨、筋肉、筋膜、腱、靭帯、昨日の番組にも出てきていた関節包、
血管に神経もあります。
この中でレントゲンではっきりと写るのは、骨だけです。
それにもかかわらず、レントゲンだけで、
痛みの原因は…と説明してしまうのは少し早計ですよね。
そういう意味では昨日の番組では、診る範囲を広めていたと思います。
しかし、本当に痛みを取ろうと思うと、もう少し見る範囲を広めなければなりません。
膝周りの大きな筋肉は骨盤と脛の骨に付着しています。
血管は膝から心臓までひと続きですし、心臓からも身体中の血管は繋がっています。
(続いていないと血が流れませんよね💦)
神経も血管と同じで、やはり中枢神経を起点にすべて繋がっています。
筋膜(膜組織)はこのブログで何度も書いているように身体中繋がっています。
膜を広く定義すれば、関節包も膜に含むことができます。
昨日の放送では、
関節包が硬くなる原因として、年齢のことが言われていました。
でもこれでは結局、レントゲンと同じで、
同じ年齢でも関節包が硬い人と、柔らかい人が出てくると思います。
局所ばかり診ていると、
関節包の硬くなる原因まではわかりません。
関節包が硬くなるのも結果でしかありません。
オステオパシーの特徴のひとつは、
原因をとことん追求することにあると言えます。
(この辺りの記事を参考にしてみてください!)
あなたの膝の痛みの本当の原因は何でしょうか?
アーシングピラティス開催情報
2017.7.30(日)
AM7:30~AM8:30
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