京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティス アルケー)
爲澤健太です。
今日は湿布についてです。
身体に痛みがあるとき、
湿布を貼ってなんとか、痛みを抑えようと思う方がいらっしゃると思います。
まず湿布にはどんな効果があるのか見てみましょう。
湿布には炎症を抑えて、痛みを鎮める、
消炎鎮痛効果というものがあります。
炎症は、身体の組織が傷害を受けた時や、
免疫系がウイルスなどの外敵と戦うときに発生します。
湿布と関係が強いのは、
身体の組織が傷害を受けた時、
簡単に言うと、怪我をしたときということになります。
怪我をしたときなので、
肩が凝って…とか、
腰がいつも痛くて…
と言った慢性的なものには効果が発揮されません。
ですので、湿布は怪我をしたときに使いましょう!!!
…という話がしたくて湿布の話をしたのではありません(^-^;
怪我をしたきに湿布を貼って炎症を抑えるというのは、
実は身体の仕事を邪魔しているかもしれないのです。
どういうことかと言うと、
怪我をしたところには、
一時的に血流が増え、血液が集まります。
怪我をした部分に、血液が増えることで、熱を持たせ、赤みがかり、痛みを発生させます。
これが炎症が起きているときの症状ということになります。
それだったら、早く炎症を抑えて楽になった方が良いじゃないか!
と言われそうですが、注目してもらいたいのは、
血液が集まることで何をしているのかということなんです。
怪我をした部位に血流が増えることで、
まず、損傷し、いらなくなってしまった物質を洗い流し、
次に新しい組織を作るために必要な物質を運んで来てくれます。
そうすることで、損傷を受けた組織は修復されます。
一見すると痛みがあったり、腫れたりで
悪いことのように見られがちな炎症ですが、
実は、早く組織を修復させるために身体がはたらいてくれているサインでもあります。
ですので、そこに湿布を貼って、炎症を抑えるのは、
身体が治ろうとするのを妨げているということになるんですね。
また、炎症を抑えるのとは別で、
慢性的な痛みは筋肉が固まり、
血流不足になっているのが原因だからと言うことで、
血行を改善するといって、売られている湿布もあるようです。
しかし、ここで考えていただきたいのは、
なぜそこの筋肉が固まってしまったのかということです。
それを解決しない限りは、いつまでも湿布を貼り続け、
症状がきつくなったらマッサージと言うような状態に陥ってしまいます。
ではどうすれば良いか…
その答えになる方法がアーシングです!
(アーシングについてはこちらもどうぞ)
アーシングには炎症を自然に促進し、回復を早める効果もあると言われています。
それだけでなく慢性的な症状にも効果が期待できます。
今日はここまでにしておいて、
次回はアーシングと炎症、
スポーツ現場などでよく行われているアイシングなどを絡めながら、
湿布の代替案について見ていきたいと思います。
アーシングピラティス開催情報
2017.7.30(日)
AM7:30~AM8:30
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