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呼吸とピラティスで生命力を活性化


京都市北区 鞍馬口 OSTEOPATHY and PILATES RK(オステオパシー&ピラティスアルケー)

爲澤健太です。

前回は物質と機能にSpritが生命を与えるということをお話ししました。

今日はSpritの違う側面をオステオパシーとピラティスの視点から書きたいと思います。

Spiritの語源はラテン語のspiritusで、吸気と呼気という意味があります。

吸気と呼気=呼吸ですね。

呼吸は肺で行われる呼吸の他に、

細胞内外の物質の交換のことも細胞内呼吸と言い、

細胞が生きて働くためにとても重要になります。

またオステオパシーでは、1次呼吸というものがあり、

すべての組織が独自の動きを持っているという独特の考えがあります。

(これも大切なのでまた詳しく書きたいと思っています)

呼吸はいろいろな健康法で着目されています。

呼吸の役割の一つは酸素を取り入れて、身体全身にそれを送ることです。

これは正に生きることそのもののように思いませんか?

局所的に血流が無くなり、酸素不足になると、

そこにある細胞が生きていくことはできません。

そこで痛みが出たり、働きが悪くなって病気になったりもします。

そして酸素がないと個体としても生きることはできません。

呼吸というのが生命にとってとても重要なものというのがイメージしやすいと思います。

呼吸のもう一つの側面は

自律神経との関わりです。

最近はなんとなく身体の調子が悪くて、病院に行ったら

自律神経失調症と診断されることが多いです。

しかしそのように診断されても、何をどうして良いかわからないんじゃないでしょうか...

自律神経には交感神経と副交感神経があり、どちらかが優位に働いています。

今はストレス社会ということもあり、交感神経が優位になっていることが多いです。

自律神経と言うと基本的に、自分の意志で操作することはできません。

自分の意志で心臓をゆっくり動かしたり、胃や腸を動かしたり、血圧を上げたり下げたりはできませんよね。

しかし、呼吸を見てみると、特別意識しなくても呼吸はできているし、

自分で意識的に呼吸することもできます。

つまり、自律神経でありながら、自分でもコントロールできるのが呼吸なんです。

速く呼吸すれば交感神経を刺激でき、ゆっくり呼吸すれば副交感神経を刺激できます。

さらに呼吸に伴う胸郭の動きによって胸の中や、

お腹の中の圧力差を作り出すことで、細胞に脚やお腹に酸素を届けた血液が、心臓に戻ってくるのを助けてくれる役割もあります。

こういった理由で呼吸はいろいろな健康法に取り入れられています。

ピラティスでもこの呼吸はとても大切になります。

さらにピラティスでは、背骨ひとひとつであったり、

脚の指先であったり、普段意識していない身体の場所を意識的に使いながら

動くことを行います。

普段意識していないところを動かすとなると、そこにある細胞はやはりいつも以上に酸素が必要になります。

そこにしっかり酸素を届けながら動くことで、身体の隅々まで細胞が活性化していきます。

生命力を活性化することにおいて、呼吸とピラティスは相性抜群です!!


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