2020年4月6日

オステオパシーと感染症

オステオパシーと感染症は深い関係がある。

オステオパシーの創始者A.Tスティルは、

感染症の治療を行っていたことが、

当時のカルテに残っている。

ヒトの免疫についても、

当時としてはとても深い洞察を持っていたと言われている。

そしてスペイン風邪が流行した際、

オステオパシーを受けていた人は、

当時の標準的な医療を受けていた人より、

死亡率が低かったと言われている。

整体などの手技療法で感染症に対処するというのは、イメージがつきにくい人も多いと思う。

そもそもオステオパシーは症状をみるものではなく、

身体の持つ自然治癒力や自己調整力が発揮されるように施術を行う。

それらの力がなぜはたらきにくくなっているのか。

その原因を探っていく。

自然治癒力の中には、当然免疫も含まれる。

免疫と一言で言っても、

それが完全にはたらけるようにするには、

身体のすみずみまで血流や神経の伝達が確保されていること。

滞りなくリンパが流れていること。

そのためには骨の位置が正常で、

内臓の緊張もない。

そんな状態が理想的になる。

それができるのがオステオパシーの良いところだ。

感染症を治すために施術するのでなく、

あくまで身体の自然治癒力や自己調整力を高めるために施術を行う。


 

そういった身体が持つ力は、

自分にとっての名医になる。